バイクのバッテリーの交換

交換に必要な工具はプラスおよびマイナスのドライバーです。ねじ山のタイプに合わせて用意します。逆に言えば、このドライバーさえあれば誰でも簡単に交換できるのがバイクのバッテリーなのです。そのほか、サンドペーパーや金属ブラシ、軍手、ゴム手袋、ウェスなど用意しておくと作業がスムースに行えます。ただし、バイクの車種によってはこれ以外に専用のツールが必要になる場合もあります。

作業に先んじて、バイクのバッテリーに液の補充を済ませておきます。取説に従い、適切な手順で補充します。先にも触れましたが、バッテリー液(電解液)というのは希硫酸ですから取扱いに注意が必要です。液入れ作業に際してはゴム手袋着用が基本です。最近ではあらかじめ液を注入済みのバイクのバッテリーも販売されており、こうしたものを入手すれば作業も楽になります。

バイクのバッテリーにあらかじめ電解液を満たした状態で販売されているものを購入すれば、こうした液入れの作業をはぶくことができます。通販でバイクのバッテリーを購入する際も、液補充済みのものが販売されていますので、こうしたものを利用するとよいでしょう。バッテリー側の準備が済みましたら、いよいよ搭載されているバッテリーを外して新しいものと付け替える作業です。

当然のことですが、付け替え作業では必ずエンジンを切り、エンジンキーを抜いた状態で作業を行います。万一のショート事故を防止するためですので、必ず励行してください。走行直後の場合であれば、必ず30分は放置し、バッテリー内のガスが抜けるのを待ってから作業を開始します。このガスは可燃性あるいは有毒性のものですので、これも必ず守ってください。

バイクのバッテリーの取り扱いで絶対守らなくてはならないのが、プラス・マイナスの順番です。外すときは必ず「マイナス端子から外す」こと。繋ぐときは必ず「プラス端子から繋ぐ」のが鉄則です。万一これを間違えると、たちまちショート事故に繋がり、せっかくのバッテリーを破損することになりかねません。それだけでなく、大事なバイクの電装系にも被害が及ぶこともありますので注意が必要です。取り外した不要バッテリーは、市町村のルールに従って処理します。ショップによっては廃バッテリーの引き取りサービスを行っているところも多く、これを利用するとよいでしょう。

 

バイクのバッテリーの参考情報  →  http://www.doremicollection.com/