バイクのバッテリーのメンテナンス

バイクのバッテリーは放っておいても自己放電でパワーが落ちていきます。電池で駆動する身近な家電製品、充電式の製品などでお心当たりがおありかと思います。長いこと使っていなかった携帯音楽プレーヤーなどが、自然に電力低下していたという経験、おありでしょう。使っていなくても、ただ放置しているだけで勝手に放電しているのです。バイクのバッテリーにも同様のことが起こります。

バイクのバッテリーの場合、自己放電はどの程度起こるのかといいますと、これは乗り方によっても個体差が生じるので厳密には言えないでしょうが、概ね鉛蓄電池で毎日1%は放電しているといいます。最近のMFタイプでも、放っておけば半年程度であがってしまうようです。おそらく教習所でも教えてもらっていると思いますが、バッテリーのメンテナンスをさぼっていると、たとえば夜間走行中に突然ライトが切れてしまう、など命にかかわるトラブルが生じることもあります。やはりマシンは日ごろから愛情を持って接してやりたいものです。

バイクのバッテリーを少しでも長持ちさせるために重要なのは、やはり毎日こまめに乗ってあげることでしょう。長期間放置しておくと、それだけバッテリーの消耗を早めてしまいます。電解液がチェックできるタイプのバッテリーでしたら、季節の変わり目には必ず液量をチェックしてあげましょう。特に夏場は始動がスムーズな分、ついついバッテリーの不具合を見過ごしがちになります。むしろ夏こそ電解液量に注目すべきです。

長距離ツーリングの前には当然、他のパーツと一緒にバイクのバッテリーもチェックしなくてはなりません。パーツ構造がむき出しな分、自分で点検・整備が行えるのもバイクの魅力です。バッテリーに関しても、ユーザーが自分で気を配ってやることが必要です。車の場合、ついつい見過ごしがちになる部分ですが、バイクユーザーなら常識として、バッテリーのメンテナンスも行いましょう。

セルが回りにくくなったな、と感じたら、それは十中八九バッテリーの不具合です。無理に回そうとせず、バッテリーの電解液などをチェックしましょう。放電が考えられる場合は充電を行えばよいわけですが、この場合もむやみに充電すればよいというわけではありません。バイクのバッテリーはタイプによっても充電方法が細かく異なります。自分の使用しているバッテリータイプをしっかり把握して、適切なメンテナンスを心がけてください。

 

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